東京朝日新聞の劇評とうきょうあさひしんぶんのげきひょう
近頃変つた試みだと思ふのは、東京朝日がこの春あたりから始めた劇評の形式である。これは結局、一二の人を除き、今日、専門の劇評家として、大新聞の劇評を担当させるやうな見識才能ある人物がゐない結果、苦肉の策として考へ出された「名案」であらうと思ふ …