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『北支の旅』
ふりがな文庫
『
北支の旅
(
ほくしのたび
)
』
去年の十月、私は或る雑誌社の委嘱によつて、戦乱の地北支那の一部を訪れた。 塘沽に上陸し、天津から飛行機で保定へ、それから貨物列車で石家荘まで行き、引つ返して北京へ、そこで二三日滞在して、陸路大連へ廻り、船で帰つて来た。往復をいれて三週間とい …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「専売 第三〇七号」1938(昭和13)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)