これは久保田氏の五冊目の戯曲集だといふことである。なるほど数へてみるとさうだ。なぜそれがそんなに不思議な気がするかといふと、戯曲界のこの大先輩が、今日まで劇作の筆を執りつゞけ、しかも、量にすると僅にそれくらゐの数しか書いてゐないかと思ふから …
著者 | 岸田国士 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 戯曲 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「東京日日新聞」1937(昭和12)年6月16日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |