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『新劇の大衆化』
ふりがな文庫
『
新劇の大衆化
(
しんげきのたいしゅうか
)
』
商業劇場の口吻を真似て、所謂新劇団体が、なにかと云ふと脚本難を訴へてゐる。そして、とゞのつまり、西洋劇の翻訳といふことになる。「大物主義」で行くのが興行成績をあげる唯一の道だと思つてゐるからである。 × 勿論、書きなぐりの片々たる創作ものは …
著者
岸田国士
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 各種の演劇
初出
「東京朝日新聞」1937(昭和12)年5月29日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)