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『日本に生れた以上は』
ふりがな文庫
『
日本に生れた以上は
(
にほんにうまれたいじょうは
)
』
さあ、僕はどういふ風に云はうか? 林君は熱情を見事に整理しつつ雄弁を振つてゐる。森山君は、縹渺たる感懐をリリカルな思考に托してゐる。何れも文学者らしい態度で堂々とこの課題を征服した。 僕は、率直に云ふ。林君にはまだついて行けないし、森山君に …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文学界 第三巻第八号」1936(昭和11)年8月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)