日本国見在書目録に就いてにほんこくげんざいしょもくろくについて
古典の研究で尤大切なものは、或時代に編纂された書籍目録である。學者が千歳の後に生れて、古書の佚存を知り、或程度まで學術の源委と、時代の學風とを窺ふことの出來るのは、目録に負ふ所が多い。殊に支那の如き秦皇の焚書によつて經籍殘缺したと云ふ事實が …
作品に特徴的な語句
ハナシ