二つの足で立つようになるために、人間は二十万年もころんでは立ち、ころんでは立ちしたんだろう。そして、手が自由になったとき、どんな気持ちがしただろう。 ものをつかんで、土の上に立った人間のすがた。今はあたりまえのことだが、このあたりまえのこと …
著者 | 中井正一 |
ジャンル | 総記 > 図書館・図書館学 > 各種の図書館 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「世界画報」1948(昭和23)年9月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |