トップ
>
『大阪といふところ』
ふりがな文庫
『
大阪といふところ
(
おおさかというところ
)
』
は仁徳天皇のころから既に開けた都會であることは申すに及ばない。聖徳太子の四天王寺や、蓮如上人の石山本願寺建立に因みて、抹香臭い氣持ちがする。しかし豐臣秀吉が爭亂を平定して、こゝに築城してから、その空氣は一新し、大阪の本質を發揮した。大阪は海 …
著者
長岡半太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「大阪朝日新聞」大阪朝日新聞社、1933(昭和8)年1月3日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)