性格としての空間せいかくとしてのくうかん――理論の輪郭――――りろんのりんかく――
問題を知識——認識——の範囲に限ろうと思う。尤も始めから知識の世界と知識でない世界とを区別しておいて、その上で知識の世界の外へ一歩も出ないように注意しようというのではない。そのためには恐らく吾々は完成した体系を予め持っていなければならないで …