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『「刺青殺人事件」を評す』
ふりがな文庫
『
「刺青殺人事件」を評す
(
「しせいさつじんじけん」をひょうす
)
』
刺青殺人事件は、すぐ犯人が分ってしまう。それを、いかにも難解な事件らしく、こねまわしているから、後半が読みづらい。三分の二が解決篇みたいなもので、その冗漫が、つらい。将棋をやって、犯人をテストするなど、バカバカしくて、堪えがたいものがある。 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「宝石 第四巻第一号」1949(昭和24)年1月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
却々
(
なかなか
)