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『人の子の親となりて』
ふりがな文庫
『
人の子の親となりて
(
ひとのこのおやとなりて
)
』
私には子供が生れないと思っていたので、家族のつもりで犬を飼っていた。いろいろの犬を飼ったが、最後にはコリー種に落ちついて、いまも二匹いる。 だから綱男が生れたときも、まず何よりも犬と比較して考える。仔犬は買ってきた時から人にじゃれるし旺盛な …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「キング 第三〇巻第五号」1954(昭和29)年4月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
炳五
(
へいご
)
鄭重
(
ていちょう
)