トップ
>
『観念的その他』
ふりがな文庫
『
観念的その他
(
かんねんてきそのた
)
』
私の小説が観念的だといふのは批評家の極り文句だけれども、私の方から言ふと、日本の小説が観念的でなさすぎる。 小説が観念的でなければならぬといふ筈はないけれども、日本人の生活には観念の生活が不足だと思はれる。観念も亦実際の生活で食慾色慾物慾、 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文学界 第一巻第二号」1947(昭和22)年7月25日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
亦
(
また
)