無毛談むもうだん――横山泰三にさゝぐ――――よこやまたいぞうにささぐ――
私のところには二人ねるだけのフトンしかないのである。だから、お客様を一人しかとめられない。 先日、酔っ払って、このことを忘れて、横山隆一、泰三の御兄弟を深夜の拙宅へ案内した。気がついた時は、もう、おそい。もっとも、兄弟だから、いゝようなもの …
作品に特徴的な語句
仰有おっしゃ