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『怒りの虫』
ふりがな文庫
『
怒りの虫
(
いかりのむし
)
』
欝ぎの虫、癪の種、さまざまなものが、人間のなかに住んで、正常な感情を引っ掻きまわすと言われているが、ここに、木山宇平のなかには怒りの虫がいつしか巣くったと、周囲の人々から見られるようになった。彼は元来、至って温厚な性質だったのだが、近頃、な …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「群像」1951(昭和26)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)