ピンカンウーリの阿媽ピンカンウーリのアマ
忙中の小閑、うっとりと物思いに沈む気分になった時、いたずらにペンを執って、手紙でも書いてみようという、そんな相手はないものだろうか。もとより、用事の手紙ではなく、眼にふれ耳にはいる事柄の、埒もない独白だ。 窓前の木の枝に小鳥が鳴いてるとか、 …