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『月評をして』
ふりがな文庫
『
月評をして
(
げっぴょうをして
)
』
月評をして、あらゆる情実より脱せしめよ。 情実は、真実を蔽い隠す最も危険なる霧である。この霧を通して眺むる時、物の輪廓はぼやけ、物の色彩は輝きを失う。そして其処には怪しい畸形な幻がつっ立ってくる。 情実に囚われた批評が文壇にも如何に多いかは …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)