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『真夜中から黎明まで』
ふりがな文庫
『
真夜中から黎明まで
(
まよなかかられいめいまで
)
』
時の区劃から云えば、正子が一日と次の日との境界であるけれども、徹夜する者にとっては、この境界は全く感じられない。彼にとっては、午前二時頃までは前夜の連続である。遠い汽笛の音、空気の乱れ、何かしら動いてるもののどよめき、一日の生活の余喘、…… …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)