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『非論理的性格の悲哀』
ふりがな文庫
『
非論理的性格の悲哀
(
ひろんりてきせいかくのひあい
)
』
白でないものは黒である。もし白でも黒でもないものは、中間の灰色でなければならない。これが論理の原則であり、我々の推理の方式は、いつでもこの前提の上に組みたてられる。 しかしながら多くの事實は、いつも人間の推理を裏切つてゐる。具體的なるすべて …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「改造 第七卷第十一號」1925(大正14)年11月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)