トップ
>
『祖父の書斎』
ふりがな文庫
『
祖父の書斎
(
そふのしょさい
)
』
向島の堤をおりた黒い門の家に母方の祖母が棲んでいて、小さい頃泊りに行くと、先ず第一に御仏壇にお辞儀をさせられた。それから百花園へ行ったり牛御前へ行ったりするのだが、時には祖母が、気をつけるんだよ、段々をよく見て、と云って二階へつれてあがった …
著者
宮本百合子
ジャンル
総記 > 図書館・図書館学 > 読書・読書法
初出
「東京堂月報」1939(昭和14)年12月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)