日本語と云うものが、地球上、余り狭小な部分にのみ通用する国語であると云うことは、文筆に携る者にとって、功利的に考えれば、第一、損な立場であると思います。 使用上、所謂、敬語、階級的な感情、観念を現す差別の多いこと、女の言葉、男の言葉に著しい …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 言語 > 日本語 > 日本語 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「国学院雑誌」1922(大正11)年4月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |