メーデーからはじまって、五月は国民一般の祝日の多い月だった。憲法記念祭、子供の日、母の日。どれをとっても、それぞれに新しい日本に生きるよろこびとはげましと慰藉とを意味しないものはなかった。そしてそれらすべての心がめざすところは、世界の平和で …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 社会科学 > 社会 > 労働経済・労働問題 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「青年新聞」1949(昭和24)年5月24日号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |