どんな作家でも、自分の書く本が立派にこしらえられ、そして見事に売れることをよろこびとする。しかし、その自然なこころもちは、時代のいろいろの関係で、あながち、芸術的に発露されにくい。何しろ、出版企業というものに結びついているのだから。 文学を …
| 著者 | 宮本百合子 |
| ジャンル | 総記 > 図書・書誌学 > 出版 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「文学会議」第一輯、1947(昭和22)年4月30日号 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |