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『跡』
ふりがな文庫
『
跡
(
あと
)
』
過ぎてしまつたことは、あきらめなければならないやうな心残りがあるとしてもどうにもしかたがないのだからしまつがいゝ。又、ざまあみろとばかりに、地の中へ込んでしまつたやうな「去年」に舌を出すのも一興であるかも知れない。私は今郷里へ帰つて火燵に入 …
著者
尾形亀之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「詩神 第五巻第一号」1929(昭和4)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)