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『ものわかりよさ』
ふりがな文庫
『
ものわかりよさ
(
)
』
昔から女にもとめられている日常の美徳の一つに、ものわかりのよさ、ということがある。 とかく女が狭い生活にとじこめられていたために、人生の視野がせばまって、我執だの偏執だのが女につきものの気質のように見られた一方の、その対蹠的な要求とでもいう …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「婦人画報」1940(昭和15)年10月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)