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『トコヨゴヨミ』
ふりがな文庫
『
トコヨゴヨミ
(
)
』
雑嚢を肩からかけた勇吉は、日の暮れる時分漸く自分の村近く帰って来た。村と言っても、其処に一軒此処に一軒という風にぽつぽつ家があるばかりで、内地のようにかたまって聚落を成してはいなかった。それに、家屋も掘立小屋見たいなものが多かった。それは其 …
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「早稲田文学」1914(大正3)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間2分(300文字/分)