『実感への求め（じっかんへのもとめ）』

先月、日比谷映画劇場で、国際観光局が海外宣伝映画試写会をもよおした。「富士山」と「日本の女性」という二つの作品で、其映画のはじまる前に、映画製作に直接関係した課の長にあたる人の挨拶があった。これまでの日本の映画音楽がよくなかったので、この二 …

著者	宮本百合子
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「日本学芸新聞」1941（昭和16）年6月10日号
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約4分（500文字/分）
朗読目安時間	約7分（300文字/分）