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『かの日の歌【三】』
ふりがな文庫
『
かの日の歌【三】
(
かのひのうた【三】
)
』
◉ 温たかき玉は、君が手より、 すべり落ちぬ。 その玉は他人の手に握られ、 楽しき夢路をたどるなり。 あゝ君は淋しき人なり。 君はいや更に悲しめ! もだへ、苦しむは君のさがなり。 ぬめらかなる玉は、すべり安く、 ふしくれだちし手には、 あま …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「琉球新報」1911(明治44)年12月3日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)