“長門”の読み方と例文
読み方割合
ながと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長門ながとどのでも疋田ひきだでも互いに一族を集めております。大手の木戸を打ちましたし、両家の付近では町人共が立退きを始めています」
三十二刻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ここ長門ながとの府中滞陣も、いつか二十日はつか以上になっている。——するとここに果たして、尊氏が気にかけていた一報が九州から聞えた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
為長の十世の孫左京亮為虎さきやうのすけためとらが初め尼子義久あまこよしひさに、後毛利輝元もうりてるもとに属して、長門ながとの府中に移つた。為虎の長男頼母助為基たのものすけためもとが父と争つて近江にはしつた。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)