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釣殿
ふりがな文庫
“釣殿”の読み方と例文
読み方
割合
つりどの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つりどの
(逆引き)
暮れかかるころに「
皇麞
(
こうじょう
)
」という楽の吹奏が波を渡ってきて、人々の船は歓楽陶酔の中に岸へ着き、設けられた
釣殿
(
つりどの
)
の休息所へはいった。
源氏物語:24 胡蝶
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
それから、京極の宿所の
釣殿
(
つりどの
)
や、鹿ヶ谷の山荘の
泉石
(
せんせき
)
のたたずまいなどが、
髣髴
(
ほうふつ
)
として思い出される。都会生活に対するあこがれが心を
爛
(
ただ
)
らせる。
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「小舎人、小舎人。……おん内庭の御門をひらき、
釣殿
(
つりどの
)
のおん前へ、遠国の客人が、お館へ献上の馬を、曳いて見せいとの仰せであるぞ。——その、用意な急ぎ候え」
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釣殿(つりどの)の例文をもっと
(14作品)
見る
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣棹
釣銭
釣針
釣台
“釣殿”のふりがなが多い著者
紫式部
作者不詳
吉川英治
谷崎潤一郎
室生犀星
菊池寛