トップ
>
蛛手
ふりがな文庫
“蛛手”の読み方と例文
読み方
割合
くもで
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くもで
(逆引き)
釣
(
つ
)
り
橋
(
ばし
)
の鉄材が
蛛手
(
くもで
)
になって上を下へと飛びはねるので、葉子は思わずデッキのパンネルに身を
退
(
ひ
)
いて、
両袖
(
りょうそで
)
で顔を
抑
(
おさ
)
えて物を念じるようにした。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
坂
(
さか
)
の
下
(
した
)
は、
左右
(
さいう
)
の
植木屋
(
うゑきや
)
、
屋外
(
をくぐわい
)
に
足場
(
あしば
)
を
設
(
まう
)
け、
半纏着
(
はんてんぎ
)
の
若衆
(
わかもの
)
蛛手
(
くもで
)
に
搦
(
から
)
んで、
造菊
(
つくりぎく
)
の
支度最中
(
したくさいちう
)
なりけり。
行
(
ゆ
)
く/\フと
古道具屋
(
ふるだうぐや
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
つ。
彌次
(
やじ
)
見
(
み
)
て
曰
(
いは
)
く、
茶棚
(
ちやだな
)
はあんなのが
可
(
い
)
いな。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
恨みやが
蛛手
(
くもで
)
によれ合って、それが自分の周囲の人たちと結び付いて、わけもなく葉子の心をかきむしっていたのに、その夕方の不思議な経験のあとでは
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
蛛手(くもで)の例文をもっと
(3作品)
見る
蛛
漢検準1級
部首:⾍
12画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“蛛”で始まる語句
蛛
蛛網
蛛蛸
検索の候補
蜘蛛手
蜘蛛手形
蜘蛛手縢
手長蜘蛛
“蛛手”のふりがなが多い著者
有島武郎
泉鏡花