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薩摩絣
ふりがな文庫
“薩摩絣”の読み方と例文
読み方
割合
さつまがすり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さつまがすり
(逆引き)
多少
垢
(
あか
)
になった
薩摩絣
(
さつまがすり
)
の着物を着て、
観世撚
(
かんぜより
)
の羽織
紐
(
ひも
)
にも、きちんとはいた
袴
(
はかま
)
にも、その人の気質が明らかに書き
記
(
しる
)
してあるようだった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
何と、
足許
(
あしもと
)
の草へ鎌首が出たように、立すくみになったのは、
薩摩絣
(
さつまがすり
)
の
単衣
(
ひとえ
)
、
藍鼠
(
あいねずみ
)
無地の
絽
(
ろ
)
の羽織で、身軽に
出立
(
いでた
)
った、都会かららしい、旅の客。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
紫檀
(
したん
)
の机を中央に主客相対す、先生は古風なネルのシャツに荒い縞物の綿入れ、
薩摩絣
(
さつまがすり
)
の羽織という木綿ずくめに当方のべんべら、いささか面目ない。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
薩摩絣(さつまがすり)の例文をもっと
(13作品)
見る
薩
漢検準1級
部首:⾋
17画
摩
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
絣
漢検1級
部首:⽷
12画
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柳宗悦
夏目漱石
岡本かの子
谷崎潤一郎
有島武郎
森鴎外
泉鏡花
寺田寅彦