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薄様
ふりがな文庫
“薄様”の読み方と例文
旧字:
薄樣
読み方
割合
うすよう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすよう
(逆引き)
と言いながらも、中将は姫君の生母が
明石
(
あかし
)
夫人であることを思って、遠慮をしすぎる自分を苦笑しながら書いた。それは淡紫の
薄様
(
うすよう
)
であった。
源氏物語:28 野分
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
案外にも青き
薄様
(
うすよう
)
に「蘭省花時錦帳下」[
蘭省
(
らんしょう
)
の
花時
(
かじ
)
、
錦帳
(
きんちょう
)
の
下
(
もと
)
]という白楽天の句を書いて、「末はいかに」とある。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
薄様
(
うすよう
)
の鳥の子紙に、水茎のあともなつかしいこの主上のお歌を見た葵の前は、主上の近くにいる苦しさに耐えかねて、里へ下ったが、まもなく病気になり、遂に薄幸な生涯を閉じた。
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
薄様(うすよう)の例文をもっと
(11作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄様”のふりがなが多い著者
紫式部
作者不詳
和辻哲郎