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牽強附会
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けんきょうふかい
ふりがな文庫
“
牽強附会
(
けんきょうふかい
)” の例文
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
の説を加えてこの句を神聖不可侵のものとするのは論外として、これ以上に複雑な解釈のしようはないのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
それに何らかの恣な解釈や
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
な説明やを加える場合もあるが、それにしてもこの根本の考に変りはない。
日本歴史の研究に於ける科学的態度
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
もとよりその中には若干の
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
、土地をぜひとも旧蹟と見たいという念慮もまじっていないとは限らぬが、とにかくに地名の残ろうとする力は相応に強い。
和州地名談
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
それも主客円融ということは渾然として境涯的のものであって、写生は
畢寛
(
ひっきょう
)
写生に過ぎないからね。実感に即する抒情までも写生とするのは、少々
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
じゃないかな。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
掲げまた一休禅師
沢庵和尚
(
たくあんおしょう
)
らの
道歌
(
どうか
)
をも
交
(
まじ
)
へたれどやや
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
の
嫌
(
きらい
)
あり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
これらの論点を部分的にみれば、なるほどそういうこともいえないこともないが、しかし多くは特殊の例外的な場合を取り上げて、それをことさらに一般化したという
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
の感を
免
(
まぬが
)
れない。
政治学入門
(新字新仮名)
/
矢部貞治
(著)
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
と云われるかも知れないが、地勢は郷里に似ていないこともない。そして、その相似の幻想のなかに、彼らの家中を配置し、彼らによって作られる新たな村を想像していたのであろう。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
昔から易の筮法についてはいろいろな説がおこなわれているが、そのなかで真によるところの出来るものは、本筮、中筮、略筮の三種だけで、他のものはみな
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
の妄説といっても過言じゃない。
馬車
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
世には
山師
(
やまし
)
流の医者も多けれどただ金まうけのためとばかりにてその方法の無効無害なるはなほ
恕
(
じょ
)
すべし、日本人は牛肉を食ふに及ばずなど言ふ
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
の説をつくりちよつと旧弊家
丁髷
(
ちょんまげ
)
連を
籠絡
(
ろうらく
)
し
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
これは
鍔先
(
つばさき
)
三尺八寸という大太刀で、熊本の武蔵顕彰会本の写真にまで出ているが、その武蔵との縁故や由来はともかくとして、吉岡伝七郎をこれで斬ったという説はすこし
牽強附会
(
けんきょうふかい
)
に過ぎると思う。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牽
漢検準1級
部首:⽜
11画
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“牽強”で始まる語句
牽強
牽強付会