トップ
>
熟〻
>
つくづく
ふりがな文庫
“
熟〻
(
つくづく
)” の例文
そうして、つい身につまされて、
先刻
(
さっき
)
からお宮の話を聞きながらも、私は自分とお前とのことに、また
熟〻
(
つくづく
)
と思入っていた。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
私は其等をきちんと前に並べて、独り
熟〻
(
つくづく
)
と見惚れていた。そうしていると、その中に哲人文士の精神が籠っていて、何とか言っているようにも思われる。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
あの晩
彼女
(
あれ
)
が言ったことは、自分でも
熟〻
(
つくづく
)
とそう思ったからであろうが、私には、あゝ言ったあの調子が
悲哀
(
みじめ
)
なように思われて、何時までも忘れられない。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
〻
“熟”で始まる語句
熟
熟々
熟睡
熟視
熟柿
熟練
熟慮
熟考
熟知
熟議