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殴
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は
ふりがな文庫
“
殴
(
は
)” の例文
旧字:
毆
彼
(
か
)
の時遅く、この時早く、万平は鳥打の
横面
(
よこつら
)
を平手で二つ三つ
千切
(
ちぎ
)
れる程
殴
(
は
)
り飛ばした。男の鳥打帽がフッ飛んで闇の中に消えた。
芝居狂冒険
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
仙「
私
(
わっち
)
は通りがゝりのものだが、見兼たから
仲
(
なけ
)
へ
這入
(
へえ
)
ったのだ、
弱
(
よえ
)
え町人を斬るの
殴
(
は
)
るのと仰しゃるが、弱えものを助けるのが本当のお侍だ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何しろ、嫉妬焼きで、清元の師匠と、変だなんて言いがかりを為るのが余り
拗
(
くど
)
いので、今夜も
殴
(
は
)
り倒して遣りました。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
別にあなたを斬りも
殴
(
は
)
りも致しませんから御安心なさい。サヂズムは程度の差こそあれ誰にでもあるものです。
三つの痣
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
「あッ、待ちねえ。親分ときた日には江戸一番の
堅造
(
かたぞう
)
だ。こんなもの取次ぐと、俺は
殴
(
は
)
り倒されるぜ」
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
仙「己は通りがゝりのものだが、弱い町人を
掴
(
つか
)
めえて嚇しやアがッて、
長
(
なげ
)
えのを振り廻わし、斬るの
殴
(
は
)
るのッて、ヤイ此の
侍
(
さむれえ
)
、
殴
(
なぐ
)
り付けるぞ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「あしこから小さな毒針を舌の先で刺しやがったんだろう。最前
殴
(
は
)
り倒おされた
怨
(
うら
)
みに……」
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
此ん畜生…オヽ
違
(
ちげ
)
えねえ、
手前
(
てめえ
)
は此の春矢切の渡場で町人を斬るの
殴
(
は
)
るのッてってる
処
(
とこ
)
へ、己が
這入
(
へえ
)
って手前を
殴
(
たゝ
)
き倒し、向後斯んな事をすると聴かねえッて
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殴
常用漢字
中学
部首:⽎
8画
“殴”を含む語句
殴打
打殴
殴倒
殴殺
引殴
横殴
横面殴
殴付
殴合
殴打擲
殴曲
殴返
殴飛