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急心
ふりがな文庫
“急心”の読み方と例文
読み方
割合
せきごころ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきごころ
(逆引き)
頸
(
えり
)
から寒くなって起きて出た。が、寝ぬくもりの冷めないうち、早く
厠
(
かわや
)
へと思う
急心
(
せきごころ
)
に、向う見ずに
扉
(
ドア
)
を押した。
鷭狩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
急心
(
せきごころ
)
に草を
攀
(
よ
)
じた欣七郎は、歓喜天の御堂より先に、たとえば
孤屋
(
ひとつや
)
の
縁外
(
えんそと
)
の欠けた
手水鉢
(
ちょうずばち
)
に、ぐったりと
頤
(
あご
)
をつけて、朽木の台にひざまずいて縋った、青ざめた幽霊を見た。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
急心
(
せきごころ
)
に
赫
(
かっ
)
となって、
戦
(
おのの
)
く膝を
支
(
つ
)
いて、ぐい、と手を懸ける、とぐったりした
腕
(
かいな
)
が柔かに動いて、
脇明
(
わきあけ
)
を
辷
(
すべ
)
った
手尖
(
てさき
)
が胸へかかった処を、ずッと膝を入れて横抱きに
抱
(
いだ
)
き上げると
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
急心(せきごころ)の例文をもっと
(5作品)
見る
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
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