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彼地此地
ふりがな文庫
“彼地此地”の読み方と例文
読み方
割合
あちこち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あちこち
(逆引き)
彼は
洋燈
(
らんぷ
)
を
持出
(
もちだ
)
して庭を
照
(
てら
)
すと、足跡は
確
(
たしか
)
に残っているが、人の形は見えぬ。
猶
(
なお
)
も
燈火
(
あかり
)
を
彼地此地
(
あちこち
)
へ向けている
中
(
うち
)
に、雪は渦巻いて
降込
(
ふりこ
)
んで来た。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人さわがせ屋
(
センセイション・モンガア
)
というものはあるもので、濠洲と南亜の海岸
彼地此地
(
あちこち
)
で、空壜に這入った手紙や、遺書のようなものが六つも、浜に流れ着いたと言って届け出られた。
沈黙の水平線
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
凡
(
およ
)
そ十丈もあろうかと思うほどの、裸体の人形で、腰には赤の
唐縮緬
(
からちりめん
)
の腰巻をさして下からだんだん海女の胎内に入るのです。入って見ると
彼地此地
(
あちこち
)
に、十ヶ月の胎児の見世物がありましたよ。
江戸か東京か
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
彼地此地(あちこち)の例文をもっと
(5作品)
見る
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
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