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唇許
ふりがな文庫
“唇許”の読み方と例文
読み方
割合
くちもと
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちもと
(逆引き)
老人の髪は銀のように白く、額には斜めに
刀痕
(
とうこん
)
があった、……上品な眉と
唇許
(
くちもと
)
が、その刀痕と共に老人の身分を語っているように思われた。彼はよく眠っていた。
春いくたび
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
官兵衛はその生命がけな気持を、
眸
(
ひとみ
)
にもこめて、秀吉の
唇許
(
くちもと
)
を見つめた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
色のやや浅黒いほそおもての顔に、憂いを含んだような切れ長の細い眼と、やはり薄くて小さな
唇許
(
くちもと
)
が、娘のおしのでさえ
惚
(
ほ
)
れぼれするほどの、際立った魅力をもっていた。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
唇許(くちもと)の例文をもっと
(5作品)
見る
唇
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“唇”で始まる語句
唇
唇元
唇歯
唇頭
唇辺
唇紅
唇歯輔車
唇形
唇鳴
唇奴
“唇許”のふりがなが多い著者
山本周五郎
吉川英治