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口外
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こうがい
ふりがな文庫
“
口外
(
こうがい
)” の例文
しようとは思わぬ。御一統の企てについては、ほかから漏れたら知らぬこと、わしからは
金輪際
(
こんりんざい
)
口外
(
こうがい
)
すまい。それだけは固く約束しておくよ
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
このことを私は、今までついぞ一度も
口外
(
こうがい
)
したことはなかった。けれど、私の存在がもういつこの世から消え去るかも知れない今となっては、隠しておく必要もない。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
それゆえに
口外
(
こうがい
)
に
放
(
はな
)
つ言語が、胸中で考えることと正反対の意味にとられることも
間々
(
まま
)
ある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
それは女房が忍んで親元へまいる処をお前に
見咎
(
みとが
)
められて、
浅手
(
あさで
)
を負うたようであるが、気にする程のことはないから、このことは他へは
口外
(
こうがい
)
してはなりませぬ、上様は落馬以来
頼朝の最後
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
定州
(
ていしゅう
)
の
騎兵
(
きへい
)
の
衝突
(
しょうとつ
)
、軍事公債応募者の好況、わが艦隊の
浦塩
(
うらじお
)
攻撃、旅順
口外
(
こうがい
)
の激戦、臨時議会の開院、第二回閉塞運動、広瀬中佐の壮烈なる戦死、第一軍の出発につれて第二軍の編制
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
“口外”の意味
《名詞》
口外(こうがい)
何かを口に出してしゃべること。
秘密を他人に洩らすこと。
(出典:Wiktionary)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々