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佇
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たちどま
ふりがな文庫
“
佇
(
たちどま
)” の例文
或日
(
あるひ
)
秋の日暮れがたであつた。宗右衛門は、すつかりそれに
見惚
(
みと
)
れて
佇
(
たちどま
)
つてゐた。その女菩薩が妙に宗右衛門の性慾を
刺戟
(
しげき
)
したのであつた。女菩薩の画像は等身大であつた。
老主の一時期
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
風が
裾
(
すそ
)
をあおって行こうと、自転車が、人が、犬が
擦
(
す
)
り抜けて通って行こうと、逸作は
頓着
(
とんじゃく
)
なしにぬけぬけと
佇
(
たちどま
)
って居る。これを、宇宙を小馬鹿にした形と、かの女は内心で評して居る。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
佇
漢検1級
部首:⼈
7画
“佇”を含む語句
佇立
立佇
佇止
佇徊
佇立所
佇立瞑目
御佇