“黙示”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくし60.0%
もくじ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄弟よ我なんじらに示す我がかつて爾らに伝えし所の福音は人より出づるにあらず、けだママわれ之を人より受けずまた教えられず、ただイエス、キリストの黙示もくしによりてうけたればなり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
甚だしくあかかりし雲あせゆきて黙示もくしのごとき三つ星の見ゆ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
理想の黙示もくじを受けて行くべき道を行くのもその通りである。自己がどれほどに自己の理想を現実にし得るかは自己自身にさえ計られん。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それからあたかも卒然そつぜんと天上の黙示もくじでもくだったように、「これはこうでしょう」と呼びかけながら、一気にその個所を解決した。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)