“黙止”のいろいろな読み方と例文
旧字:默止
読み方割合
もだし42.9%
もだ28.6%
もくし28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「主命とあれば黙止もだしがたい。ご念までもなく、助太刀いたすが、して、貴君にはどんな用意があるのか」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母のことば黙止もだし難くて、今日山木の宴に臨みつれど、見も知らぬ相客と並びて、好まぬさかずきぐることのおもしろからず。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
葉石にしてもしこの書を見ば、定めて良心に恥じ入りたらん、妾の軽率をいきどおりもしたらん、妾は余りに一徹なりき、彼が皎潔こうけつの愛をけがし、神聖なる恋を蹂躙じゅうりんせしをば、如何いかにしても黙止もくししがたく
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)