かけ)” の例文
新字:
かけのこゑうらめづらしとあらなくに大霜の今朝の野は澄みにける
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
家つ鳥かけの匂を思ひけり野つ鳥きじの小舍の前にして
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
庭つ鳥 かけは鳴く。
卵ひとつ生まずあはれと見つつゐし生みてありけりかけは草生に
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
かけまじりあそぶ野鴨の埓なさよ水には入らず紫雲英田げんげだにゐる
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)