“鰥寡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんか77.8%
かんくわ11.1%
くわんくわ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰥寡かんか孤独、実に頼るところなき者へは救助ももっともなれども、五升の御救米おすくいまいを貰うて三升は酒にして飲む者なきにあらず。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
忠孝仁愛の心より鰥寡かんくわ孤獨をあはれみ、人の罪に陷るをうれひ給ひしは深けれ共、實地手の屆きたる今の西洋の如く有しにや、書籍の上には見え渡らず、實に文明ぢやと感ずる也。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
例へば鰥寡くわんくわ孤獨こどくを憐れみ、孝子節婦を賞するが如し。
帝室論 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)