“高這”の読み方と例文
読み方割合
たかば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛飼いの若者はその火に毛脛(けずね)を焼かれながら、悲鳴を挙げて飛び起きると、無我夢中に高這(たかば)いをして、裏手の方へ逃げ出そうとした。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は血にまみれながら、ほとんど高這(たかば)いをしないばかりに、蹌踉(そうろう)と部落を逃れて行った。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
猪熊(いのくま)の爺(おじ)は、尻居(しりい)に倒れて、とび出しそうに大きく目を見ひらいたが、急に恐怖と苦痛とに堪えられなくなったのであろう、あわてて高這(たかば)いに這(は)いのきながら声をふるわせて、わめき立てた。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)