“高膳”の読み方と例文
読み方割合
たかぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらは皆寝たり起きたりの布団の上から手の届く場所に、それぞれの任務をもって重吉を取り巻いていた。三つ抽出の高膳たかぜんもある。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
というと、眞葛周玄は恭しく足附の高膳たかぜんを山三郎の前へ据えまして銚子を持って参りました。其のうち一つは毒薬の仕込んである酒、一方かた/\ほかの者が飲むように銚子を替えて持出しました。
その夜、橘はいつになくよそおいをらせ、晴れやかな夕餉ゆうげ高膳たかぜんについた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)