“駒沢”の読み方と例文
読み方割合
こまざわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文楽座で見た朝顔日記の宇治うじの場面、———人形の深雪みゆき駒沢こまざわとが屋形船の中でささやきを交す情景を知っているだけで、妙子が云ったように友禅の振袖ふりそでなどを着て
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
本当にわたくしなぞがまあこんな珍しい見物さしていただきまして——あの何でございますか、さっき渡りましたあの川が宇治川で、あのほたるの名所で、ではあの駒沢こまざわ深雪みゆきにあいました所でございますね
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)