“飽氣”の読み方と例文
新字:飽気
読み方割合
あつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりによく知り過ぎて居る平次の言葉に、岩松は飽氣あつけに取られてその顏を眺めて居りましたが、思ひ直した樣子で、斯う續け出しました。
あしもとが本當ほんたうぢやねえからずんぶらのめつちやつたもんでさ、本當ほんたう飽氣あつけねえはなしで、それお内儀かみさんわしあね他人ひと死骸しげえ見付めつけて大騷おほさわぎしてらせにたら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おなじ年の八月です。たつた半年足らず遲かつただけ。實に飽氣あつけなかつたよ。」
(旧字旧仮名) / 島木健作(著)