飛離とびはな)” の例文
飛離とびはなれて二つだけあると思っていた間は、私などもそう推定せずにはおられなかったのだが、こうして中間の飛石がほぼつながっている以上は
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
後のこの姫の飛離とびはなれた行状でも証明されることですが、——世にも魅惑的な匂いと、人知れぬ情熱とを持った、比類の無い個性の持主でもあったのです。
飛離とびはなれて面白いでもなくそろへどもほかの事の仕方しかたがないにくらべそろへばいくらか面白かりしものと存候ぞんじそろたゞ其頃そのころ小生せうせいの一致候いたしそろ萬場ばんじやう観客かんかくの面白げなるべきにかゝわらず
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
さけのすばしりは雪前ゆきまへ河原かはらなどにある事也。かれあみにせめられ人にもはれなどして、水を飛離とびはなれて河原にのぼり、あみある所をこえて水にとび入りてあみを退のがるゝ也。
直吉の返事は想像を飛離とびはなれます。