“露西亜人”のいろいろな読み方と例文
旧字:露西亞人
読み方割合
ロシアじん80.0%
ろしあびと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それから、炊事場へ露西亜人ロシアじんをよせつけることはならん。残飯は一粒といえども、やることは絶対にならん。厳禁してくれ。」
渦巻ける烏の群 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
露西亜人ロシアじんの半身像を据えた部屋の中に紅毛人の女が一人せっせとタイプライタアをたたいている。
誘惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
年老いたる番僧の露西亜人ろしあびとに導かれて、古寺こじの廃跡いし累々るゐ/\たるを見つゝ、小石階せうせきかいを下りて、穹窿きゆうりゆうの建物いと小さく低きが中に入る。内に井あり、口径三尺ばかり、石を畳むでふちとす。